在日米軍のスティーブン・ジョスト司令官(空軍中将)は朝日新聞に寄稿し、米軍と自衛隊の運用調整を担う「共同運用調整所(BOCC)」が、日米の作戦統合において「真の司令塔」として機能していると評価した。
今回の寄稿でジョスト氏は、この1年余りの在日米軍の組織変革の取り組みと成果を詳述。在日米軍内に日米のパートナーシップ強化に専門に取り組む「同盟管理課」を新たに設置したことも明らかにした。
日米の指揮統制連携の強化
日米防衛当局は現在、自衛隊と在日米軍の指揮統制の連携強化に取り組む。自衛隊は昨年3月に陸海空の3自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部(JJOC)」を発足。在日米軍も昨年、現在の司令部を、作戦指揮権をもつ統合軍司令部へと格上げするための組織変革に本格的に着手した。
ジョスト氏は、日米の指揮統制の連携強化について、安全保障環境の悪化を挙げて必要性を指摘。「他国は覇権を強要し地域の勢力均衡を崩そうとしている」と述べた上で、BOCCは「両国部隊がリアルタイムで情報を共有し、立案し、連携した意思決定を実行する場」として機能していると説明し、具体的な事例も示した。



