最大震度7を記録した熊本地震の発生から、8月4日で1週間となる。3日朝、半導体関連企業が集積する熊本県北部の工業団地「セミコンテクノパーク」の近くでは、出勤する従業員や作業用の車の列ができていた。東京エレクトロンの工場(合志市)はこの日から本格的に操業を再開し、午前8時前からタクシーやバスが到着して構内に入る人の姿があった。
7月28日夕の地震発生直後から、県内の半導体関連各社は工場の生産ラインを止めて点検に入った。同じ震度7を記録した2016年の熊本地震では復旧まで1カ月以上かかるケースが多く、今回も停止の長期化が懸念された。
2016年と異なる要因
ただ、今回は回復が早かった。ポイントは震源の位置と地震の回数だ。
自動車と物流は不透明
九州に集積する製造拠点では、自動車で操業停止が続くのに対し、半導体は再開にこぎ着けたところが多い。物流網の回復には時間がかかりそうで、先行きはまだ不透明だ。



