アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)の教育企画チームの武分渉さんは、動物の魅力を伝えるための取り組みについて語った。幼い頃から動物が好きで、自然環境に適応して進化した姿に興味を持ち続けてきたという。
動物の魅力と地球環境への思い
地球環境の変化に適応できる動物がいる一方で、数が減ったり絶滅したりする種もいる。2児の父である武分さんは、「今ある豊かな自然をどのように未来へつなぎ、子どもたちの世代にも同じ魅力を感じてもらえるか」を日頃から考えているという。
「まずは楽しむこと」を大切に
動物園の重要な役割の一つに「教育普及」があるが、武分さんは「教育」「学習」「勉強」といった言葉に楽しいイメージがなく、苦手だったと振り返る。そのため、アドベンチャーワールドでは難しく教えるのではなく、「まずは単純に楽しんでもらうこと」「感動的な体験と一緒に思い出にしてもらうこと」を重視している。
ガイドツアーで工夫を凝らす
ガイドと巡り動物たちと対面できるツアーやアトラクションでは、「いかにわかりやすく、聞きやすく、興味を持ってもらえるか」を大切にしている。はやりのトピックをきっかけにしたり、専門的な情報を身近なものに例えたりと、言葉遣いにも気を配っているという。フィーディング(エサやり)体験や特別なアクティビティーが加わることで、魅力がより深く心に残るとも話す。
武分さんは「ここでの体験が、皆さんにとって『動物の魅力』や『自然の世界』への扉を開くきっかけになれば、これほどうれしいことはありません」と語った。



