ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、ロシアの攻撃により火力発電所がほぼ無傷で残っていないとして、厳しい冬を警告した。首都キーウ州では夜間攻撃で子ども1人を含む4人が死亡した。
過去24時間で13人死亡
セルビアの首都ベオグラードを訪問し、アレクサンダル・ブチッチ大統領との共同会見に臨んだゼレンスキー氏は、ロシアによるミサイルとドローンを使用した夜間一斉攻撃と最前線への砲撃で、過去24時間に計13人が死亡したと述べた。
キーウ郊外の村への攻撃で3歳の男児らが死亡し、最前線の地域でも数十人が負傷したという。キーウにいるAFP記者は、ウクライナ空軍が「北からの弾道兵器使用の脅威」を警告する中、12回の爆発音を聞いた。
エネルギーインフラへの攻撃
ベオグラードへの初の公式訪問となったゼレンスキー氏は、「ロシアのミサイルは、ウクライナ人の生活を耐え難いものにすることを正確に狙っている」と語り、攻撃がエネルギーインフラを頻繁に標的にしていると強調した。
ウクライナは、暖房使用のシーズンを前に「実質的に無傷の火力発電所がほとんど残っていない」状態だと述べた。
セルビアの立場
セルビアは、長年の同盟国であるロシアに制裁を科していない数少ない欧州国家の一つ。ブチッチ政権はウクライナに非軍事的支援を続けているが、大統領は戦争について協議したものの、政府方針に変更はないと述べた。一方で、ウクライナの領土保全を支持する姿勢に揺らぎはないと強調した。



