ウクライナ南部クリブイリフで21日、大型ショッピングセンターがロシア軍のドローン(無人機)攻撃を受け、少なくとも16人が死亡、130人が負傷した。地元メディアによると、行方不明になっている人も多数おり、死者数はさらに増える可能性が高い。
ゼレンスキー大統領がSNSで非難
ウクライナのゼレンスキー大統領はSNS投稿で、露軍の攻撃が30分の間隔で2度にわたって行われ、2度目は救助隊の到着を狙ったものだったと指摘。「卑劣きわまりない攻撃だ」と非難し、「われわれは必ず報復する」と述べた。
攻撃を受けた商業施設の状況
クリブイリフはゼレンスキー氏の出身地。攻撃を受けたのは地元最大の商業施設で、子供連れを含む多数の買い物客らでにぎわっていた。
防空システムの脆弱性と報復攻撃の応酬
ウクライナでは米製防空システム「パトリオット」の迎撃弾が不足しており、露軍の弾道ミサイル攻撃に対して脆弱な状態が続いている。今回は高い迎撃率を誇っていたドローンによる攻撃に対処できなかった。
ウクライナ軍は6月以降、ロシアを停戦交渉に追い込むためとして、石油関連施設や空軍基地、物流倉庫への長距離ドローン攻撃を活発化させてきた。露軍もウクライナ防空の弱点を突いて弾道ミサイルによる攻撃を強化。ウクライナでは7月、民間人の437人が死亡、2610人が負傷した。



