チベット「真の自治」訴え アリヤ代表、民主派中国人に連帯呼びかけ
チベット「真の自治」訴え アリヤ代表、民主派中国人に連帯

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の代表を務めるアリヤ・ツェワン・ギャルポ氏は16日、東京都内で講演し、中国共産党政権について、人々を「分裂させ、ばらばらにして支配しようとしている」と批判し、連帯を呼びかけた。

中国人、日本人、世界の団結を訴え

アリヤ氏は「チベット、ウイグル、南モンゴルだけではなく、中国人、日本人、世界のみんなが団結しなければならない」と述べ、民主や自由を重視する中国人らに連帯を呼びかけた。

この発言は、在日中国人らの交流グループ「東京人文論壇」の会合で、約30人を前に行われた。アリヤ氏は2020年に代表に就任し、今年秋で離任する。

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「対話で誤解を説く」と強調

中国は1950年、「チベット解放」を旗印に人民解放軍をチベットに進駐させ、その後支配を確立した。チベットの最高指導者ダライ・ラマ14世は1959年、インドに亡命し、亡命政権を樹立した。

共産党政権はダライ・ラマを「独立主義者」などと敵視する一方、ダライ・ラマ側は中国の憲法の枠内で宗教や文化、教育などについて幅広い自治を認める「真の自治」を求めている。

アリヤ氏はチベット仏教の根底にある平和主義の考えを説明し、「中国人とわれわれは、しょっちゅう対話をしなければならない。対話によって大きな誤解を解くことができる」と強調した。

ウイグル、南モンゴル、香港にも言及

チベットと同じく中国の同化政策が進むウイグル、南モンゴル、香港に関して、それぞれ事情や主張の違いもあるとした上で、「目標は世界のため、アジアのため、中国のための自由、民主、法の支配だ。それに集中しましょう」と呼びかけた。

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