ゼレンスキー氏、スターリンク速度制限に不信感「計画的な動きだ」と米側を批判
ゼレンスキー氏、スターリンク速度制限に不信感「計画的な動きだ」

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は17日、自軍が使う米宇宙企業スペースXの衛星通信網「スターリンク」の速度制限が続いていると記者団に明らかにした。高速で飛来するロシア軍のジェット推進式無人機を迎撃できず、米側と協議を続けていると説明した。

速度制限の状況と影響

速度制限は13日夜に始まり、15日に復旧したと報じられていた。ゼレンスキー氏によると、無人機が時速約160キロ・メートルを超えると通信が途絶える。欧州連合(EU)域内に端末を持ち込んで確認すると、正常に作動したという。

タス通信によると、ジェットエンジンを搭載した露軍の無人機は時速350~450キロ・メートルで飛行する。

米側の説明と不信感

米側からは「技術的な問題がある」との説明を受けたが、ゼレンスキー氏は「計画的な動きだ」として米側への不信感をにじませた。スペースXを率いるイーロン・マスク氏は米政府の関与を示唆したものの、米大統領補佐官(国家安全保障担当)を兼務するルビオ国務長官は17日、「米国の誰もスターリンクの通信速度を落とすよう命じていない」と述べ、米側の関与を否定した。