ゼレンスキー氏、スビリデンコ首相を更迭し駐米大使に起用へ 米国関係強化狙う
ゼレンスキー氏、スビリデンコ首相更迭へ 駐米大使に起用

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は12日、ユリヤ・スビリデンコ首相を交代させる内閣改造の方針を表明した。インターファクス・ウクライナ通信によると、スビリデンコ氏は駐米大使に就任する見通しで、改善しつつある米国との関係をさらに強化する狙いとみられる。

内閣改造の背景と協議内容

ゼレンスキー氏は12日、SNSへの投稿でスビリデンコ氏と内閣改造について協議したことを明らかにした。外交政策の優先課題として、米製地対空ミサイルシステム「パトリオット」用迎撃ミサイルのウクライナ国内生産の実現と、欧州連合(EU)加盟問題を挙げた。大統領は「主要パートナー国との重要な分野での関係構築を主導する役割を提案した」と述べている。

迎撃ミサイル生産とスビリデンコ氏の役割

迎撃ミサイルの国内生産については、米国と首脳間で合意したばかりで、今後実務者協議が開かれる予定だ。スビリデンコ氏はこれまで米国との経済協定交渉を主導した実績があり、駐米大使としてその経験を生かすとみられる。後任の首相候補には、国営ガス会社ナフトガスのセルヒー・コレツキー最高経営責任者(CEO)らの名前が取り沙汰されている。

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今後の展望

今回の内閣改造は、ウクライナが米国との関係を重視し、安全保障と経済分野での協力を加速させる意図を示している。迎撃ミサイル生産の実現は、防空能力の強化に直結する重要な課題であり、EU加盟交渉の進展も期待される。スビリデンコ氏の駐米大使就任が正式に決まれば、両国間の実務レベルでの連携が一層深まる可能性がある。

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