世界銀行が2025年世界経済見通しを発表、成長率2.3%に下方修正
世界銀行、2025年世界成長率2.3%に下方修正

世界銀行は2025年の世界経済成長率を2.3%と予測し、前回(2024年6月時点)の2.6%から下方修正した。背景には、米国の関税政策や地政学リスクの高まりがある。

下方修正の主因

世界銀行が2025年1月に公表した最新の「世界経済見通し」によると、世界全体の成長率は2024年の2.7%から鈍化し、2025年は2.3%にとどまる見通しだ。特に、米国が輸入品に課す関税の引き上げが世界貿易を冷やし、投資や生産活動を抑制すると分析している。

また、ウクライナや中東での紛争長期化がエネルギー価格や物流コストを押し上げ、新興国を中心にインフレ圧力が続くと指摘。さらに、中国の不動産不況や内需低迷がアジア地域の成長を下押しする要因となっている。

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地域別の見通し

地域別では、米国は2025年に1.8%成長と、2024年の2.8%から減速する見込み。ユーロ圏は0.9%、日本は1.2%と、いずれも低調な伸びが予想されている。

一方、インドや東南アジアは比較的高い成長を維持するが、世界的な金融引き締めの影響で資金調達環境は厳しさを増すとの見方だ。世界銀行は、各国が財政・金融政策の協調を強化し、債務持続可能性を確保する必要性を強調している。

今後の焦点

世界銀行は、貿易摩擦の激化や金融市場の変動が成長見通しの下振れリスクとなると警告している。また、気候変動対策やデジタル化への投資が長期的な成長の鍵を握るとし、国際社会の連携を呼びかけている。

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