フーシとは何者?紅海の重要航路を脅かす親イラン武装組織を5つのポイントで解説
フーシとは何者?紅海の重要航路を脅かす親イラン武装組織を解説

紅海沿岸で支配を広げ、親イランと呼ばれるイエメンの反政府武装組織フーシ。どんな組織で、なぜ世界の重要航路を脅かす存在となったのでしょうか。五つのポイントから読み解きます。

イエメンってどんな国?

イエメンはアラビア半島の南西端に位置し、西は紅海、南はアデン湾に面しています。紅海の南の出入り口には海運の要衝バブルマンデブ海峡があります。

日本外務省によると、面積は日本の約1・5倍弱、人口は約4060万人。住民の大半はアラブ人で、イスラム教徒がほとんどです。宗派は南部はスンニ派系、北部はシーア派系のザイド派が多いとされます。

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かつては、首都サヌアを中心とする北イエメンと、港湾都市アデンを中心とする南イエメンに分かれていました。冷戦終結に向かう国際情勢の変化を背景に、1990年に南北が統一されました。

フーシとは何者?

正式名称は「アンサール・アラー(神の支持者)」。イエメン北部でザイド派の宗教運動として生まれました。

1990年代には、サウジアラビアの影響を受けた勢力などとの対立を深め、その後、武力闘争を通じて勢力を拡大。2014年には首都サヌアを制圧し、事実上の支配を確立しました。

なぜ世界が警戒しているのか

フーシは紅海に面した地域を支配下に置き、国際的な海運の要衝であるバブルマンデブ海峡周辺での活動を強めています。同海峡は世界の貿易にとって重要な航路であり、フーシの行動が国際社会の懸念を高めています。

また、イランとの関係が指摘され、「親イラン」と呼ばれる理由ともなっています。フーシの活動は、中東地域の安全保障に影響を及ぼす要因として、国際社会で注視されています。

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