1992~95年のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争でジェノサイド(集団殺害)を指揮したなどとして国際法廷で終身刑を受け、8月に死去したラトコ・ムラジッチ元司令官の葬儀が7日、セルビアの首都ベオグラードで営まれた。戦争犯罪の確定判決を受けた以後も、セルビアではなお英雄視する国民が絶えず、現職の閣僚や軍人に加え、数千人の市民が参列する盛大な葬儀となった。欧米メディアが伝えた。
ジェノサイドで終身刑、ハーグで服役
ムラジッチ氏はボスニア紛争で、セルビア人勢力の軍司令官として、イスラム教徒を中心とした8千人超を殺害したなどとして、2021年に終身刑が確定。国際法廷が設置されたオランダ・ハーグで服役していた。
政府専用機で遺体搬送、EUが警告
AFP通信によると、セルビア政府は9月3日、ムラジッチ氏の遺体を政府専用機でベオグラードに運んだ。欧州連合(EU)の高官は4日、セルビアが葬儀でムラジッチ氏を礼賛しようとしていると警告。ブチッチ大統領は「ばかげている。誰が犯罪人で誰がそうでないかを説諭されるいわれはない」などと反発していた。
英フィナンシャル・タイムズ…



