国連のアントニオ・グテレス事務総長は25日、攻撃目標を人間の関与なく人工知能(AI)などで設定する「自律型致死兵器システム(LAWS)」について、規制に向けた国際ルールの早急な策定を各国に求める声明を発表した。AI技術の飛躍的な発展に伴い、「リスクは増大し、危険な領域に近づいている」と危機感を示した。
赤十字国際委員会との共同声明
赤十字国際委員会(ICRC)のミリアナ・スポリアリッチ総裁と共同で発出した声明では、LAWSの開発や使用は「武力行使に対する人間の制御を低下させる」と指摘した。「今年は転換点となるべき年だ。迅速かつ断固とした行動を取らなければ、人命が失われる」とし、本格的な交渉に入るよう各国に呼びかけた。
米国とロシアは反対
ロイター通信によると、米国やロシアは既存の規制で対応が可能だと主張し、法的拘束力のある新たな国際ルールの策定に反対している。



