ウクライナは14日、米宇宙開発企業スペースXが提供する衛星インターネットサービス「スターリンク」の利用が一部制限されているとして、米国がロシアを支援していると非難した。
ウクライナ政府高官の主張
ウクライナ政府高官は、スターリンクの仕様変更によってウクライナ軍の対応が妨げられていると主張し、「米国が何らかの理由でロシアを支援しているのは明らかだ」と語った。
ウクライナ側はその後、スターリンクの機能の復旧が進んでおり、攻撃用ドローンと迎撃ドローンが再び飛行できるようになるとの見方を示した。
ゼレンスキー大統領の不満
一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ドナルド・トランプ米大統領がロシアとの軽油(ディーゼル燃料)供給に関する合意を発表したことに不満を示した。
トランプ氏は9日、ロシアが大量の軽油を世界市場に供給することで合意したと発表。11月の米中間選挙を前に燃料価格の引き下げを図る狙いで、ロシアに対する制裁を緩和した。
ゼレンスキー氏は英ジャーナリストのピアーズ・モーガン氏とのインタビューで、軽油供給の合意を受けて裏切られたと感じたかと問われ、「本当にそうだ」と答え、「トランプ大統領が一方の側を選び、それがわれわれの側ではないのはつらい」と語った。
その上で、「彼の顧問たちは間違っていると思う。誰が彼を誤った方向に導いているのか分からない。これは歴史の正しい側に立つ行動ではない」と主張した。