プーチン氏、ウクライナ「緩衝地帯」返さない 事実上の要求引き上げ
プーチン氏、ウクライナ「緩衝地帯」返さない 要求引き上げ

ロシアのプーチン大統領は16日、国境を接するウクライナ北東部スーミ州などの占領地について、ロシアの安全保障に重要な「緩衝地帯」だと主張した。「和平協議で議題にする計画はない」とし、事実上の「領土放棄」をウクライナ側に求める考えを示した。

要求をさらに引き上げ

ロシアはこれまで、和平条件の一つとして、一方的に併合を宣言したドネツク州など東部・南部4州からのウクライナ軍撤退を求めてきた。今回の発言は、さらにその要求を引き上げるものだ。

軍指揮所を訪問

プーチン氏はこの日、ウクライナ侵攻を進めるロシア軍の指揮所の一つを訪問した。ゲラシモフ参謀総長や司令官らとの会議に臨み、ウクライナ軍が2024年8月に始めたロシア南西部クルスク州への越境攻撃を受け、ロシア軍は「緩衝地帯」の設置が課題になったと強調した。

ロシア軍は翌年春にクルスク…この記事は有料記事です。残り350文字