イスラエル軍は10月1日未明、レバノン南部で限定的な地上作戦を開始したと発表した。ヒズボラの拠点を標的にした作戦で、中東情勢は新たな段階に入った。
作戦の内容
イスラエル軍は声明で、レバノン南部のヒズボラの拠点に対して「限定的で局地的な地上作戦」を開始したと明らかにした。作戦はヒズボラがイスラエル北部の共同体に対する攻撃に使用している拠点を標的にしている。
イスラエル軍はまた、レバノンのベカー渓谷とベイルート南部郊外のヒズボラの拠点に対して激しい空爆を行った。空爆では、ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師の後継者とされるハシェム・サフィエディン氏が標的になったとの情報もある。
国境を越えた攻撃
イスラエル軍はレバノン南部の国境を越えて地上部隊を投入した。これは2006年の戦争以来、イスラエル軍がレバノンに地上侵攻した初めてのケースとなる。
イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は、ヒズボラが国境近くの共同体に侵入する計画を立てており、イスラエル軍はこれに対抗するために行動していると述べた。また、作戦は「限定的」であり、大規模な地上侵攻には発展しないと強調した。
国際社会の反応
国際社会はこの動きに懸念を表明している。国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、レバノンでの戦闘拡大に深い懸念を示し、即時停戦を呼びかけた。
一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ヒズボラとの戦いは「まだ終わっていない」と述べ、作戦を継続する意向を示した。イスラエル軍は今後数日間、レバノン南部で活動を続けるとみられる。



