ICAO初のアジア太平洋出身議長、大沼俊之氏が語る民間航空の使命と課題
ICAO初のアジア太平洋出身議長が語る民間航空の使命

国際民間航空機関(ICAO)の理事会議長に、アジア太平洋地域から初めて大沼俊之氏が今年1月に就任した。民間機の安全に関わるルールづくりを担う同機関のトップとして、どんな思いで取り組んでいるのか。カナダ・モントリオールにある本部を訪ねた。

ICAOとはどんな組織か

ICAOは193カ国が加盟し、民間航空機の安全と保安に関する国際基準づくりを中核とする国連の専門機関だ。最近は「サステイナビリティー(持続可能性)」が重要な課題となっており、脱炭素だけでなく、全ての人が航空サービスを利用できる環境整備にも取り組んでいる。

途上国では空港や路線の整備、運賃を低価格に抑えることがテーマだが、日本では体に障害がある人向けのバリアフリーの文脈で議論されることが多いという。

アジア太平洋地域から初の議長就任

大沼氏は今年1月に組織トップの理事会議長に就任した。アジア太平洋地域から初めての議長となるが、この組織の重心は欧米やその周辺地域にあるように感じていると話す。ちょうど議長室にある、大西洋が真ん中に描かれた世界地図のようだと例えた。

国際社会が日本に期待することについて、具体的な話を聞くには記事の続きを読む必要がある。