金正恩氏が中国・丹東を訪問、抗米援朝記念館を見学…習主席とは面会せず
金正恩氏が中国・丹東訪問、習主席とは面会せず

北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記が2026年10月24日、国境に近い中国・丹東を訪問した。中国国営新華社通信が報じた。中国側は共産党序列4位の王滬寧(ワンフーニン)人民政治協商会議主席が応対し、習近平(シージンピン)国家主席との面会はなかった。正恩氏は同日帰国した。

約1年1か月ぶりの訪中

正恩氏の訪中は、昨年9月に北京で行われた「抗日戦争勝利80年」記念行事に参加して以来、約1年1か月ぶりとなる。

丹東では、朝鮮戦争(1950~53年)で中朝が連携して米国に対抗した歴史を紹介する「抗美援朝記念館」を訪れた。25日は中国の「人民志願軍」が参戦したとされる日から76年の節目だった。

24日午後、中国遼寧省丹東の「中朝新鴨緑江大橋」近くの交差点では厳しい交通統制が行われていた。

王氏との会談で協力関係強化の意向

新華社によると、正恩氏は王氏との会談で「長年にわたる中国の支持と支援に感謝する」と述べ、協力関係強化の意向を示した。王氏は「戦略的な意思疎通を強化したい」と応じた。

米朝首脳会談を見据えた連携アピールの狙いも

米国のトランプ大統領が11月に中国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、米朝首脳会談の実現に意欲を示す中、中朝の連携をアピールする狙いもあるとみられる。