親イラン武装勢力フーシが海上交通の要衝バブルマンデブ海峡の周辺地域を制圧したイエメンでの動きは、世界のエネルギー供給にとって新たな打撃となりそうだ。
イランによるホルムズ海峡の封鎖を受け、サウジアラビアは、原油をペルシャ湾側の主要生産地から紅海側のヤンブー港に長さ1200キロのパイプラインで送り、バブルマンデブ海峡を通ってアジアへと輸出する動きを強めてきた。
封鎖なら地中海、喜望峰回り
米エネルギー情報局(EIA)によると、仮にバブルマンデブ海峡が封鎖された場合、タンカーは地中海経由か、アフリカ大陸南端の喜望峰を回る迂回を余儀なくされる。
フーシは紅海沿岸の全域を制圧したとみられ、二つの海上要衝で同時に危機が高まっている。
世界の石油供給への影響
ホルムズ海峡の封鎖に加え、バブルマンデブ海峡の制圧が重なれば、世界の石油供給に深刻な影響を及ぼす可能性がある。
サウジアラビアにとっては、ペルシャ湾側に代わる輸出ルートとして重視してきた紅海ルートの安全性が損なわれることになる。



