イラン攻撃から半年、ホルムズ海峡望む街で緊張日常化 市場の売り上げ8割減
イラン攻撃半年、ホルムズ海峡の街で緊張 市場売り上げ8割減

イラン南部の中核都市バンダルアッバス。その魚市場はかつて街の活気を象徴する場所だった。かごに積まれたエビ、近海でとれたマグロ、大小さまざまな魚介類が並び、豊かさを支えてきた。

その背後には、街の目の前に広がるホルムズ海峡がある。ペルシャ湾と外洋のオマーン湾を結ぶ複雑な地形の海域には、さまざまな生き物が暮らす。日本人にとっては原油や天然ガスを運ぶ大動脈の航路だが、現地の人々にとっては生活の糧をもたらす漁場だ。

2月末以降の対立が暮らしを直撃

この海域が2月末以降、米国とイランの対立の火種となり、人々の暮らしを厳しいものに変えた。米国とイスラエルがイランへの先制攻撃に踏み切ってから、8月28日で半年が過ぎた。激しい戦闘は収まっているものの、和平の展望は開けておらず、イランの人々は「戦争でも平和でもない」不安の中にいる。

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市場では、売り上げが「昨年と比べて8割減」という声が上がる。緊張の日常化が、街の経済と人々の生活に深刻な影を落としている。

漁場と航路が交錯する海峡

ホルムズ海峡は、世界の原油輸送の要衝であると同時に、地元住民にとっては漁業の場でもある。ボートから砲撃をする兵士を題材にしたオブジェの向こうには、停泊する船舶がいくつも見える。緊張が続く中でも、海峡は人々の生業と隣り合わせにある。

連載「No War No Peace イラン攻撃から半年」では、こうした現場の状況を伝えている。今回の第1回では、小学校を襲った「誤爆」で児童120人が犠牲になった事件なども報じている。

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