子どもの9割以上が推奨睡眠時間に届かず、夏休みの睡眠リズム整え方
子どもの9割以上が推奨睡眠時間に届かず、夏休みの睡眠リズム整え方

第一三共ヘルスケアは、子どもの睡眠に関する情報を公開した。睡眠不足は大人だけの問題ではなく、子どもも十分な睡眠をとれていないケースがあるという。

子どもの9割以上が推奨睡眠時間に届かず

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」では、小学生に必要な睡眠時間の目安を9~12時間としている。しかし、「子ども睡眠健診」プロジェクトの2026年3月の報告によると、「小学生の推奨睡眠時間は9~12時間だが、92%の児童がそれより短かった」という。

小児科専門医の成田奈緒子氏は、「小学生であれば10時間、中高生でも9時間」とした上で、特に大事なのは「22時には熟睡していること」だと指摘している。そのためには21時までに眠る準備を整え、目を閉じる習慣が必要だという。

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夏休みは「毎日が週末」になりやすい

睡眠時間が足りていない場合、休みの日にまとめて眠ればよいと考えたくなるもの。しかし、週末の寝だめだけでは十分に補えないと専門家は指摘している。週末に長く眠ることで生活リズムが崩れると、まるで時差ぼけのような状態になる「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ぼけ)」が起こることもある。就寝・起床時刻の真ん中の時刻が平日と休日で2時間以上ずれると起こりやすく、週明けの強い眠気や疲労感につながるという。

夏休みは学校がない分、毎日が「週末」のような状態になりやすい。生活リズムを崩したまま長期間を過ごすと、2学期が始まってから生活リズムを元に戻すのが難しくなる可能性もある。

子どもの睡眠リズムを整える小さな工夫

睡眠と脳機能の発達について紹介している健康美塾の記事では、帰宅したらすぐお風呂に入ることが、早く寝る習慣につながると説明している。また、家の照明を段階的に暗くしていくことも勧めている。暗い環境では自然な眠りを誘うメラトニンが分泌されやすくなるため、就寝前に部屋の明るさを落とすことが、寝つきの良さにつながるという。

毎日の生活の中で無理なく取り入れられる工夫から、睡眠リズムを整えていくことが大切になりそうだ。

夏休み終盤、家族で睡眠を見直すタイミング

夏休みも終盤を迎え、生活リズムが少し乱れてきた家庭もあるのではないだろうか。学校がないことで就寝・起床時間がずれやすい時期だからこそ、2学期が始まる前に少しずつリズムを戻しておきたい。

まずは、いつもより少し早くお風呂に入る、寝る前の照明を落とすなど、無理なくできる工夫から始めてみるのもよいという。暑さや熱帯夜が続く時期だからこそ、家族みんなで生活リズムや睡眠環境を見直し、少しでも快適な睡眠を確保したいところだ。

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