鹿児島県いちき串木野市の海岸で28日に高校生と中学生の男子生徒計4人が沖に流され、3人が行方不明となっていた事故で、串木野海上保安部は29日、現場近くの海上や岩場で3人を発見し、いずれも死亡が確認されたと発表した。死亡したのは同市内に住む高校生(17)とその弟で中学生(13)、別の中学生(14)の3人。死因はいずれも溺死だった。
発見の経緯と状況
同海保によると、29日午前、海上に浮かんでいた高校生と14歳の中学生が見つかり、午後には岩場に打ち上げられていた13歳の中学生が発見された。
事故は28日、同市西島平町の照島神社近くの海岸で発生。一緒にいた男子中学生(14)から事情を聞いた地元消防によると、28日午後2時ごろ、5人は魚釣りのために訪れていたが、その後泳ぐことになり、水面から約2メートルの高さにある岩場から海に飛び込んでいたという。
救助活動と当時の海況
海保によると、兄弟がおぼれ、救助しようとした14歳の中学生と男子中学生(12)も沖に流されたとみられる。午後3時40分ごろに119番通報があり、12歳の男子中学生は間もなく救助され、命に別状はない。当時、風速5メートルの風が吹き、1.5メートルのうねりがあった。
同市立中学校は夏休み中だった。捜索活動を見守った同市の漁業の男性(67)は「この辺りは波が高くて海難事故が多い。若いのに亡くなって残念だ」と話した。
また、同海保は29日、事故現場について、これまで「遊泳禁止区域」と説明していたが、同区域ではなかったと訂正した。



