猛暑の韓国、クラフトビール市場半減…泥ビールは好調、日本製も復権
猛暑の韓国、クラフトビール市場半減…泥ビールは好調、日本製も復権

記録的な猛暑となった韓国で、数年前まで爆発的に流行し夏のアルコール消費を牽引していたクラフトビールが「冬の時代」を迎えている。コンビニ販売中心の低価格路線が消費者離れを招き、市場規模は半減した。2019年の日本製品不買運動で一時は姿を消した日本製ビールの「復権」も勢力図の変化に影響を及ぼしている。

大手醸造所が相次ぎ倒産

韓国西部・保寧(ポリョン)で毎年開催され、韓国の夏を代表する行事の一つとなっている「保寧マッド(泥)祭り」。泥まみれになった若者らの人気を集めるのが、泥を原料に活用した「泥ビール」だ。

泥ビールは保寧出身の起業家、林菜琳(イム・チェリム)さん(28)が大学在学中から開発に着手。干潟の良質な泥を焼き固めた加工製品で水を濾過し、ミネラルを多く含むビールに仕上げた。売上高は販売を開始した23年の1億4000万ウォン(約1600万円)から右肩上がりに増加し、今年は10億ウォンを超える見通しという。林さんは「一般のビールでは味を感じられなくなるほど、穀物の風味が強い」と品質に自信を示す。

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市場規模は半減、日本製ビールの復権も

小規模の醸造所が独自の原料や製法で作る米国発祥のクラフトビールは1990年代以降、世界各地に浸透。日本では94年の酒税法改正に伴う「地ビール」製造の解禁から30年以上を経て、現在は醸造所数が約1000カ所に拡大した。

これに対し、韓国では泥ビールのような人気商品が一部に限られる。韓国クラフトビール協会によると、国内市場規模は21年の1520億ウォンから、23年には752億ウォンへと半減。その後も減少傾向が続く。

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