米連邦準備制度理事会(FRB)は29日、5会合続けて政策金利を据え置いた。中東情勢の悪化による原油価格の上昇で、米国でもインフレ懸念は強まるなか、投票権を持つ参加者12人のうち3人が利上げを支持した。金融市場でも年内の利上げ観測がくすぶる。ただ、ウォーシュ議長は、次の一手を明かさなかった。
3人が利上げ支持、会合は激論
28日から2日間にわたって開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)。会合後に会見したウォーシュ氏は会合の様子について、「『家族』で派手にやり合うのを望んでいたら、本当にそうなった」と述べ、金融政策などをめぐって激しいやりとりが交わされたことを示唆した。
会合では、3人が0.25%幅の利上げを主張するなど、政策の方向性をめぐって判断は割れた。「インフレ退治」を最優先課題に掲げるウォーシュ氏は「今は単に『様子見』をする時期ではなく、『慎重に思索を巡らせる』時期であり、その点について全員が一致した」と述べた。



