Windows Latestは8月24日(現地時間)、「Windows 11 26H2 is weeks away, and Microsoft just revealed everything about it」において、Windows 11バージョン26H2のリリースが数週間後に迫ったと伝えた。今回のアップグレードは、22H2以前の大規模な機能更新とは異なり、24H2および25H2と同じサービシングブランチが利用される。コードベースは維持され、「有効化パッケージ」による高速インストールが実施される見込みだ。
26H2の「目玉機能」はなぜないのか
26H2で注目される新機能として、Windows Latestの記者は「特にない」と述べた。これは現時点で26H2のリリースに合わせて初登場する目玉機能が見当たらないためだ。それでも、26H2で注目すべき変更をあえて挙げるならとして、記者は次の2つを紹介している。
ポイントインタイムリストア
「ポイントインタイムリストア」は、PCを過去72時間以内の正常な状態に戻せる機能だ。従来の「システムの復元」とは異なり、OSや設定だけでなく、アプリやローカルファイルなどを含むシステム全体の状態を復元できる。復元ポイントは標準で約24時間ごとに自動作成される。この機能はボリュームシャドウコピーを使ってリカバリーポイントを作成することで、問題が発生した場合に素早く復元を行えるように設計されている。
同機能は幅広いデバイスに向けて展開を開始済みだが、Windows 11バージョン26H2まで、エンタープライズマネージド システムでは既定でオフとなっているという。設定アプリの「システム」→「回復」→「ポイントインタイムリストア」の「表示または編集」ボタンから調整可能だ。
Windows設定バックアップのデフォルト有効
Windows設定バックアップはWindows Backup for Organizationsと呼ばれていた機能で、組織で管理されるWindowsデバイスのユーザー設定やMicrosoft Storeアプリの一覧をクラウドに安全にバックアップ・復元するためのもの。Windows 11バージョン26H2以降では、対象となる管理デバイスで「Windows 設定のバックアップと復元」のバックアップ機能がデフォルトで有効になる。これにより、設定やMicrosoft Storeアプリの復元可能なリストが自動的に作成されるようになる。
設定済みの管理者ポリシーおよびユーザー選択権(エンドユーザーの設定)は保護されると述べており、構成済みの設定は変更しないとみられる。また、欧州連合(EU: European Union)のデジタルマーケット法(DMA:Digital Markets Act)で規制されている国および地域は適用対象外としている。
新機能がなくても26H2にアップデートする意味
26H2は特徴のないアップグレードとなる予想だが、アップグレードを実施する目的は存在する。サポート期間の延長だ。24H2、25H2、26H2は同じサービシングブランチに属するが、サポート期間はその都度更新されてきた。
過去のWindows 11 HomeおよびProエディションは24カ月、EnterpriseおよびEducationは36カ月サポートされてきた。26H2でもこの期間は踏襲される見込みで、HomeおよびProエディションで2028年10月、EnterpriseおよびEducationで2029年10月ごろに更新される予想だ。
27H2ではWindows 11が大きく変わる?
Windows Latestの記者は記事の最後で、来年秋ごろの登場が予想される27H2の特徴を発表した。気の早い話だが、27H2は新しいサービシングブランチに移行し、26H1と統合されるという。
記者はこの予想をMicrosoftに問い合わせたが、確認を拒否されたと明らかにした。しかしながら、信頼できる情報源から入手した情報と述べ、26H2は24H2から続くブランチの最後になると伝えている。



