ドナルド・トランプ米大統領は20日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、ロシアと「合意を結ぶ意思を示さなければならない」と述べ、戦闘終結に向けて圧力を強めた。
ホワイトハウスで記者団に発言
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、「われわれはゼレンスキー氏に合意を結んでほしいと思っている。彼にはできる」と述べた。
トランプ氏は、2025年2月にホワイトハウスで行われた会談で、ゼレンスキー氏は合意できたはずだと指摘。その上で、「彼は合意を結ぶ意思を示さなければならない。ウクライナ国民はこれ以上我慢できないと思うからだ」と語った。
米ウクライナ関係の悪化
トランプ氏がロシアのウラジーミル・プーチン大統領とのディーゼル燃料供給に関する合意に向けて対ロシア制裁を一部解除し、ウクライナによるロシアの製油所攻撃を巡ってゼレンスキー氏を「戦争屋」と非難したことで、米国とウクライナの関係は悪化している。
ゼレンスキー氏、オスロで米特使と協議
ゼレンスキー氏は20日、ノルウェーの首都オスロでスティーブ・ウィトコフ米特使と関係改善に向けて協議した。
ゼレンスキー氏は会談後、ロシアによる攻撃の事前情報の共有再開を歓迎する一方、ウクライナの将来を左右する交渉には、必ずウクライナも参加しなければならないと強調した。ウクライナ側は、トランプ氏がプーチン氏に友好的な発言を重ねていることへの警戒感を強めている。