米CBSニュースは7月31日、トランプ米政権が近く、イランのエネルギー施設に対する大規模攻撃を計画していると報じた。イスラエルとの共同作戦になるとみられ、計画内容を通知したという。ただ、トランプ大統領は最終決定を下していないとしている。
報道によると、攻撃計画はトランプ氏が7月31日にワシントン郊外で開いた閣議の議題に上った。発電所や製油所が攻撃目標となる見通しで、ホワイトハウス内では反対意見も出ているという。
トランプ氏「激しく攻撃するつもりだ」
トランプ氏は閣議で記者団に対し、「我々は激しく攻撃するつもりだ。いずれイランは『これ以上耐えられない』と口にするだろう」と述べた。また、イランの交渉姿勢について「彼らはウソをつくので、信頼を失いつつある」と不信感をあらわにした。
イラン、広範囲な反撃計画を準備
トランプ氏の発言を受けて、イランのタスニム通信は8月1日、「イスラエルの主要なインフラと中東域内の米国のエネルギー施設を含む広範囲な反撃計画を用意している」とする治安関係高官の談話を伝えた。
イランは7月31日、指定航路を外れてホルムズ海峡の通過を試みた石油タンカー2隻を攻撃し、停船させたと発表した。ほかに4隻を引き返させたとしている。英海軍の関連機関である英海運貿易オペレーションも、オマーン沖で同日、船舶への攻撃が2件あったと発表した。
ホルムズ海峡封鎖の警告
イランの外交・安全保障政策を決定する最高安全保障委員会のモハンマドバゲル・ゾルガドル事務局長は7月31日の声明で、米軍がイラン関連の船舶を対象とした海上封鎖や攻撃を続ければ、「ホルムズ海峡や他の海峡の封鎖はより強化される」と警告した。



