米国のトランプ大統領は18日夜、カナダからの輸入品に対する50%の新たな追加関税について、19日午前0時1分に予定していた発動を3日間停止すると表明した。自身のSNSへの投稿で明らかにした。両政府間で進めている関税協議での合意に向けた最終調整の猶予という。
新たな関税の概要
新たな関税は、1930年関税法(スムート・ホーリー法)の338条に基づく措置。トランプ氏が7月、カナダが米国製品に対して貿易上差別的な措置を講じているとして、大統領権限で課す方針を表明した。対象はアイスホッケーのスティックや衣類、家具、セメントなど幅広い製品で、カナダから米国に輸入される200億ドル(約3・2兆円)相当に上る。
協議の状況と焦点
新たな追加関税を巡っては、トランプ氏とカナダのカーニー首相が17、18日に電話会談を行ったほか、閣僚級間でも発動期限のぎりぎりまで協議が行われている。協議では、自動車を巡る関税の取り扱いが最大の焦点となっている。米国側は、輸入自動車にかかる関税率を現行の25%から15%に引き下げる案を示したのに対し、カナダ側はさらなる譲歩を求めている。



