ロシアのプーチン大統領が13日、初めて北方領土の択捉島を訪れ、返還を求める日本に揺さぶりをかけた。ウクライナ侵攻をめぐり、日本とロシアの関係が決定的に悪化したことを象徴するものだ。
「勝利の遺伝子」と強調
択捉島を訪れたプーチン氏は、ロシア側で北方領土を管轄するサハリン州知事と会談。「住民は、勝利のためならなんでもすると話している」と言う知事に対し、「我々には勝利の遺伝子がある」と強調した。
日本の「軍国主義」に勝利して獲得したとする北方領土への初訪問は、ウクライナ侵攻を第2次世界大戦から続く使命と位置づける政権の主張に理解を求めるのにも役立つ。
首相と外相が抗議
高市首相は「断じて許容できぬ」と述べ、外相も抗議した。
ウクライナ侵攻の終結が見通せなくなる中、国民に第2次世界大戦の戦勝という「偉業」を強調し、プーチン氏を中心に結束を求める狙いもあるとみられる。



