イラン指導部はホルムズ海峡の主導権を握り続け、米国から最大限の成果を引き出そうとしている。イランが今月上旬、海峡開放の条件として米側に突きつけた6項目には、攻撃の恒久的停止や制裁と資産凍結の解除など、革命体制を維持するのに重要な要求が含まれる。無償で安全に海峡が航行できた戦闘前の状況を取り戻せずにいるトランプ米大統領の弱みに付け込み、要求をつり上げている格好だ。
レザイ事務局長、中国大使に新航路の影響否定
国営イラン通信によると、国防・外交の政策全般を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のレザイ事務局長は11日、中国の駐イラン大使と会談し、オマーンと協議中のホルムズ海峡の新航路で合意したとしても、「イランが海峡を開放するか否かの判断には何ら影響しない」と述べた。
開放は近いとの見方をしきりに喧伝しているトランプ氏の発言を否定し、米国への国際的信頼を揺さぶる狙いもありそうだ。



