ドナルド・トランプ前米大統領は、ジョー・バイデン大統領に対し、高齢や認知能力の低下を理由に2024年大統領選からの撤退を求める声を拒否した。トランプ氏は、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「バイデンは撤退すべきだ。彼は国を率いる能力がない」と述べたが、バイデン陣営はこれを一蹴した。
バイデン陣営の反論
バイデン陣営の広報担当者は、トランプ氏の主張を「根拠のない中傷」とし、「バイデン大統領は精神的にも肉体的にも強靭であり、再選に向けて全力を尽くしている」と強調した。また、バイデン氏は最近のインタビューで「私はこれまで以上に精力的に働いている」と述べ、健康状態に問題はないと主張している。
世論調査の結果
しかし、複数の世論調査によると、有権者の約60%がバイデン氏の年齢(81歳)を懸念しており、再選にふさわしくないと考えている。一方、トランプ氏(77歳)についても、約50%が高齢を懸念している。専門家は、両候補の高齢化が選挙戦の重要な争点になると指摘する。
トランプ氏の戦略
トランプ氏は、バイデン氏の健康問題を攻撃材料として活用し、自身の優勢をアピールしている。同氏は「私はエネルギーに満ちあふれている。バイデンはそうではない」と語り、支持者に向けて「我々はこの国を再び偉大にする」と訴えた。アナリストは、トランプ氏がこの問題を有権者の不安に結びつけることで、支持率の向上を狙っていると分析する。
今後の展望
両陣営の対立は激化しており、今後の討論会や遊説でさらに激しい応酬が予想される。政治学者のジョン・スミス氏は「選挙戦はますます個人攻撃の様相を呈している。有権者は政策よりも候補者の資質に注目するだろう」と述べている。



