イエメンの親イラン武装組織フーシ派は23日、紅海でサウジアラビアのタンカー2隻を攻撃したと発表した。中東を巻き込む米イラン戦争において、新たな戦線が開かれる可能性がある。
フーシ派の発表と攻撃の詳細
フーシ派は、同組織が実施するサウジ港湾封鎖に「違反した」サウジのタンカー2隻(「エンセリア」と「レイラ」)に対し、ミサイルと無人機による攻撃を実施したと発表した。
英国海運貿易オペレーション(UKMTO)によると、サウジ南西部のアルシュカイクの西南西約70カイリの海域を航行するタンカーの船長から、正体不明の飛翔体による攻撃を受け火災が発生し、乗組員が消火活動を行っているとの通報があったという。
封鎖脅迫と米国の反応
これに先立ち、フーシ派はサウジの港湾を封鎖すると脅迫していた。ドナルド・トランプ米大統領は、フーシ派がこの脅迫を実行に移した場合、「対処する」と述べた。
フーシ派がサウジ港湾封鎖をどこまで実施できるかは不透明だが、この脅威はホルムズ海峡の封鎖による経済的打撃をさらに増幅させ、同海峡を迂回して原油を輸出するサウジの能力を脅かす可能性がある。
国際海運会議所(ICS)によると、フーシ派は船舶に対して、「イエメン武装組織の決定に従わない場合、それらの船はわれわれの標的となる。以上」と無線で警告している。



