超円安と燃油サーチャージの高騰により、海外旅行の費用が急増している。かつてバックパッカーの天国だった東南アジアも、もはや安価な楽園とは言えない。そんな中、経済ジャーナリストの浦上早苗氏(法政大学MBA兼任教員)が「ベトナムのモルディブ」と称されるクイニョンを訪れ、その実態を報告する。
ベトナムは「ラストリゾート」か?
2023年秋、浦上氏は初めてベトナムを訪問。世界遺産のホイアンで食事中、一人旅の日本人女性が「円安で海外はどこも高くて。日本人にとってベトナムがラストリゾートよね」と語りかけたという。店内の客全員が日本人だった偶然もあり、苦笑と共にうなずいた。
人気上昇中の「クイニョン」へ
クイニョンはベトナム中部のビーチリゾートで、まだ観光客が少ない穴場。キーコービーチは絵になる美しい砂浜が広がり、海ぶどうが山盛りのシーフード料理も楽しめる。露店が並ぶローカルな街並みも魅力的だ。
のどかで安いのはいつまで?
円安が続く限り、クイニョンのような安価なリゾートは貴重だが、観光客増加による価格上昇が懸念される。浦上氏は「のどかで安い」状態がいつまで続くか、不透明だと指摘する。



