超円安でも行ける「最後の楽園」クイニョン
円安が加速する中、海外旅行を諦める日本人が増えている。しかし、東南アジアにはまだ“最後の楽園”とも言える穴場リゾートが存在する。それがベトナム中部の都市、クイニョンだ。経済ジャーナリストの浦上早苗氏(法政大学MBA兼任教員)が現地を取材し、その実態を報告する。
クイニョンは、ダナンやニャチャン、フーコックといった有名リゾートに比べて観光客が少なく、物価も格段に安い。特にホテル代は驚くべき水準で、滞在中に泊まった2つのホテルはいずれもオープンから1~2年と新しく、コロナ禍で休廃業した宿泊施設が最近になって再開しているという。
1泊5000円からのホテル事情
1軒目に泊まったのは、町の中心部にある3つ星ホテル。2人分の朝食付きで1泊5000円と、一人旅でも負担が少ない。2軒目は海沿いの4つ星ホテルで、オーシャンビューツインルームが朝食付きで1泊約1万円。どちらもジムやプールが完備され、連休中でもこの価格帯だ。通常はさらに安く、日本のメディアで「手頃なビーチリゾート」と紹介されるダナンやフーコックの半額以下という。
韓国人観光客が非常に多いベトナムだが、クイニョンではハングルの看板やメニューをほとんど見かけなかった。直行便がないこともあり、韓国でも穴場とされているようだ。
「ベトナムのモルディブ」キーコービーチ
クイニョンの最大の見どころは、キーコービーチ。白い砂浜と透き通った海から「ベトナムのモルディブ」と称される。中心部から車で約30分、配車アプリ「Grab」かバイクでアクセスする。ビーチ入口で降ろされ、有料の送迎車に乗り換えるシステムで、往復11万ドン、入場料12万ドン、合計23万ドン(約1300円)。物価の安いクイニョンで唯一、観光地価格を感じた場所だった。
ビーチには「インスタ映え」するフォトスポットも多数あり、SNS映えを狙う旅行者にもおすすめだ。



