英国のバーナム首相は20日、トランプ米大統領と電話会談を行った。英紙タイムズの報道によれば、この会談でバーナム氏は、英国が議長国を務める2027年の20カ国・地域(G20)首脳会議について、自身がかつて市長を務めた中部マンチェスターで開催する意向を伝え、トランプ氏を正式に招待した。
就任後初の外国首脳との電話会談
英メディアによると、バーナム氏の首相就任後、外国首脳としてトランプ氏が初めての電話会談相手となった。両首脳の関係は、イラン情勢を巡りスターマー前首相とトランプ氏の間でぎくしゃくしていた経緯があり、外交経験の浅いバーナム氏がどのような関係を築くかが注目されている。
安全保障とホルムズ海峡の安全確保
首相官邸の発表によれば、バーナム氏はトランプ氏に対し、英国と同盟国の安全保障の確保を最優先課題と位置づけ、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行安全確保に向けて尽力する意向を表明した。この発言は、中東地域の緊張が続く中で、英国としての立場を明確にしたものとみられる。
マンチェスター開催の意義
マンチェスターは、バーナム氏が2017年から2024年まで市長を務めた都市であり、同氏の政治的基盤の一つである。G20首脳会議の開催地として選ばれたことで、同市の国際的なプレゼンス向上が期待される。英国がG20議長国を務めるのは2013年以来となり、今回の会議では世界経済や気候変動、安全保障など多岐にわたる議題が想定される。
バーナム首相は、就任から間もない時期に主要国首脳との関係構築を急いでおり、今回のトランプ氏との電話会談はその第一歩と位置づけられる。今後の国際社会における英国の役割と、両首脳の関係性が引き続き注目される。



