トランプ氏のテレプロンプター担当者、演説内容で賭けか 職務停止に
トランプ氏テレプロンプター担当者、賭けで停職

米ホワイトハウスは16日、トランプ米大統領が演説する際に原稿を表示するテレプロンプターを操作していた担当者が、演説内容に関する賭けをしていた疑いがあるとして、停職処分にしたことを明らかにした。米メディアによると、担当者は様々な話題を賭けの対象とする予測市場「カルシ」でトランプ氏が発する言葉について賭けを繰り返し、10万ドル(約1620万円)超をもうけていたという。

長年にわたる担当者、賭けの実態

米ABCの報道によると、この担当者は2016年からトランプ氏のテレプロンプターを操作していた。今年1月にあった世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)での演説や、2月の一般教書演説をめぐり、カルシで複数回の賭けをしていたという。これらの演説は国際的にも注目度が高く、内容が事前に予測されることは稀である。

ホワイトハウスのレビット報道官は16日の会見で、トランプ氏がこの件を「大変残念で不名誉だと思っている」としたうえで、担当者を停職処分にしたと明らかにした。トランプ氏が16日に行う予定の演説については、別の人がテレプロンプターを操作するという。ホワイトハウスは内部調査を進めており、詳細な結果は後日公表される見通しだ。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

予測市場カルシと内部情報の懸念

カルシは、政治や経済など様々な出来事の結果を予測して賭けるオンラインプラットフォームで、近年米国で人気を集めている。しかし、内部情報を利用した不正な賭けが問題視されることもある。今回のケースでは、テレプロンプター担当者が演説原稿に事前にアクセスできる立場にあったため、内部情報を利用した可能性が指摘されている。

カルシの取り締まり担当者は、今回の件についてコメントを避けたが、同社は利用規約で内部情報に基づく賭けを禁止している。専門家は、この事件が予測市場の規制強化につながる可能性があると指摘する。米国では、2026年3月にも軍関係者が機密情報を利用して賭けを行った事件があり、同様の不正防止策が求められている。

トランプ政権への影響

トランプ大統領は、自身の演説が賭けの対象となっていたことについて「大変残念だ」と述べた。ホワイトハウスは、再発防止策としてテレプロンプター担当者の交代を進めるとともに、内部情報管理の徹底を図る方針だ。この事件は、トランプ政権の情報管理体制に疑問を投げかけるものとして、野党からも批判の声が上がっている。

一方、予測市場カルシの利用者は増加傾向にあり、今回の事件が市場全体の信頼性に与える影響も注目される。今後の調査結果次第では、法的措置や規制強化が行われる可能性もある。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ