ドナルド・トランプ米大統領は21日、地下核施設が建設中とされるイラン中部の山を「近いうちに激しく攻撃する」と警告し、米国はイランに対する軍事作戦を「まったく終えていない」と強調した。
イランは、ナタンズ近郊の「ピックアックス山」の地下深くにウラン濃縮施設を建設しているとみられる。
トランプ氏の発言
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、「我々はその地域をかなり近いうちに、非常に激しく攻撃する。彼らはそれに対して何もできない」と語った。
また、イエメンの反政府勢力フーシ派のサウジアラビアに対する海上封鎖に関して、トランプ氏は「そのようなことが起これば、我々は対処する」と述べた。
イランの支援を受けるフーシ派は20日に封鎖を発表。これにより、世界最大級の石油輸出国であるサウジアラビアがホルムズ海峡を回避するための選択肢が狭められることになり、米イラン間の紛争がより複雑になる。
軍事行動の継続
その上で、トランプ氏は「我々はまったく終えていない。今すぐに撤退はしない」と述べ、イランに対する軍事行動について継続する考えを改めて示した。
米中央軍(CENTCOM)は20日、イランに対する新たな攻撃を開始したと発表した。米軍によるイラン攻撃は10日連続。ホルムズ海峡で商業船舶を攻撃するために使用されるイランの軍事能力をさらに弱体化させるとしている。
これに対し、イランは中東地域の米軍関連施設などを攻撃し徹底抗戦の構えを示している。イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は、米国との紛争が新たな段階に入り、「全面戦争の状態にある」と述べた。



