旧ソ連を構成していた15の共和国の一つ、ウズベキスタン。その首都タシケントには、「世界で最も美しい地下鉄」の一つと称される地下鉄が走っている。乗車料金はなんとたった23円(現地通貨スムで約2000スム)。筆者は実際にこの地下鉄に乗車し、その美しさと安さに衝撃を受けた。
23円で何時間でも楽しめる観光名所
ウズベキスタンの国際空港から首都タシケント市内までは約7キロ。地下鉄は空港から直接発着していないため、空港から市内への移動手段は、乗車料金23円のローカルバスか、約10倍以上の料金を支払ってタクシーを利用するかの2択だ。筆者は行きに23円のバスを利用し、帰りは262円のタクシーを選んだ。
バスはクレジットカードのタッチ機能で乗車でき、非常に便利。タシケントの公共交通機関は近代化が進んでおり、観光客にも優しい。
「まるで美術館にいるみたいだな」――世界一美しい地下鉄の衝撃
地下鉄の駅に足を踏み入れると、そこはまさに美術館のよう。シャンデリア、モザイク画、大理石の柱など、ソ連時代の豪華な装飾が施されている。各駅ごとに異なるデザインで、まるで地下の博物館を巡っているかのような感覚になる。
この地下鉄は、核シェルターとしての役割も兼ねて建設されたため、かつては写真撮影が禁止されていた。しかし、現在は観光業振興のため全面解禁され、誰でも自由に撮影できる。観光客にとっては嬉しい変化だ。
気になる筆者の渡航費用と現地の食事情
筆者はバックパッカーとして世界中を旅している。ウズベキスタンへの渡航費用は、航空券や宿泊費を含めても非常にリーズナブルだ。現地では、名物料理のプロフ(ピラフ)が約800円で楽しめる。物価が安いため、少ない予算でも充実した旅行が可能だ。
ウズベキスタンは親日国としても有名で、街中で親切にされることもしばしば。日本語を話す地元の人も多く、観光客にとって居心地の良い国だ。
番外編:親日国ウズベキスタンの「善意」
筆者は旅先で、ウズベキスタン人の親切心に触れる機会が何度もあった。例えば、道に迷っていると必ず誰かが声をかけてくれる。また、市場で買い物をすると、おまけをしてくれることも多い。こうした「善意」は、観光客にとって忘れられない思い出となる。
ウズベキスタンの地下鉄は、単なる交通手段ではなく、歴史と文化を体感できる観光名所だ。23円という破格の料金で、何時間でも楽しめる。ソ連時代の遺産と現代の観光業が融合した、まさに「世界で最も美しい地下鉄」と言えるだろう。



