シリア政府は9日、内戦中に失脚したバッシャール・アサド前大統領を軍事的に支援するためロシアが使用していた国内の二つの基地の処遇について、同国と合意に達したと発表した。
ロシアは13年間にわたる紛争においてアサド氏の重要な同盟国であり、同氏の政権維持を支えていたが、2024年の同氏の失脚は同地域におけるロシアの影響力に大きな打撃を与えた。
新体制との交渉
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はそれ以降、旧ソ連圏外では唯一となるロシアの2か所の公式軍事基地の未来を確保するため、シリアの新イスラム主義政権との関係構築に取り組んできた。
シリア国営シリア・アラブ通信(SANA)は外務省の発表として、フメイミム空軍基地とタルトゥース海軍基地が「相互の利益を維持する新たな取り決めの枠組みの中で、共同訓練および能力構築センター」へ転換されると報じた。
覚書の内容
報道によると、1年半にわたる交渉を経て交わされた覚書には、「このプロセスを完了するための期限を最大3か月と設定する」と記されているという。
その間、両基地内の民用施設はシリア側に引き渡されることになる。ロシア側は、この合意についてまだ公式なコメントを出していない。



