西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの未整備区間(約50キロ)について、フル規格での整備に向けた環境アセスメント(環境影響評価)の実施などに関し、佐賀県と国が合意書を交わしたことを受け、山口知事は21日、県庁で県内市町の首長への説明会を開き、合意書の内容や交渉の経緯について伝えた。
合意書の内容と首長の反応
17日に締結した合意書では、アセスを来年度から実施することに加え、県の財政負担軽減や在来線の本数維持などについて、県が長崎県やJR九州と協議する際、国が後押しすることなどが盛り込まれた。
説明会は山口知事が呼びかけ、非公開で行われた。玄海町を除く19市町の首長らが出席。県によると、出席者からは歓迎する声のほか、「国がルートを恣意的に決めないように議論をお願いしたい」との要望があったという。
説明会後、報道陣の取材に応じた佐賀市の坂井英隆市長は「(整備されれば)新幹線が通る自治体になるので、市にとって重要な意義を持つ。今後の議論の状況を見ていきたい」と話した。山口知事も取材に応じ、首長らの反応について「これから、いかに具体化していくか。みんながまとまってどういう形で行動していくかという話だった」と語った。



