ニューヨークのマムダニ市長は、国際刑事裁判所(ICC)から戦争犯罪などの容疑で逮捕状が出ているイスラエルのネタニヤフ首相について、同氏がニューヨークを訪れた際に拘束できるかどうかを市の法務部門と「協議している」と明らかにした。米紙ニューヨーク・タイムズが18日、マムダニ氏へのインタビュー内容として報じた。
ネタニヤフ氏の国連総会出席とICC逮捕状
ネタニヤフ氏は9月の国連総会に出席するため、国連本部があるニューヨークを訪れると予想されている。ICCはネタニヤフ氏に対し、戦争犯罪や人道に対する罪の疑いで逮捕状を発行している。米国はICCに加盟していないため、ネタニヤフ氏を逮捕する義務はなく、イスラエルと関係が近いトランプ大統領も逮捕状の発行を強く批判してきた。トランプ政権はICCの解体を主張しており、「存続の危機」とされる状況で、日本も懸念を表明している。
マムダニ市長の発言と法的立場
報道によると、マムダニ氏はネタニヤフ氏について「(ICCの本部があるオランダの)ハーグにいるべきだと考えている」と述べ、「ICCから罪を問われた戦争犯罪人だ」と発言した。その一方で、外国の指導者を拘束する権限が自身にあるかは不明だとし、「法律が許すことを実行する。そのために独自の法律をつくるつもりはない」とも語った。マムダニ氏は昨年11月に市長に就任しており、移民でラッパーとしても知られる異色の経歴を持つ。
イスラエルの反応と今後の展開
イスラエルの国連大使はマムダニ氏の発言に強く反発している。ネタニヤフ氏の訪米が実現すれば、ニューヨーク市内で拘束の可能性が法的に争われる可能性がある。ICCの逮捕状を巡っては、米国内でも意見が分かれており、今後の動向が注目される。



