韓国兵負傷の地雷爆発、北朝鮮が「自作自演」と主張 韓国軍は謝罪要求
韓国兵負傷の地雷爆発、北朝鮮が「自作自演」と主張 韓国軍は謝罪要求

韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)の韓国側で発生し、韓国軍兵士3人が負傷した地雷爆発について、北朝鮮の金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党総務部長が談話を発表し、韓国による「明白な自作自演劇だ」と主張した。朝鮮中央通信が9月30日に伝えた。

韓国軍は北朝鮮の地雷と断定、謝罪要求

一方、北朝鮮の地雷による可能性が「非常に高い」との中間調査結果を発表していた韓国軍は同日、北朝鮮軍の地雷による負傷だと断定したうえで、北朝鮮側に謝罪を求めた。

地雷の爆発は21日にDMZ内の軍事境界線から南側に約10メートルの地点で起き、韓国軍兵士3人が重軽傷を負った。韓国側と北朝鮮側の主張は真っ向から対立しており、今後、南北間の緊張がさらに高まる可能性がある。

金与正氏が談話で非難、警告も

金与正氏の談話は29日付で、「根拠のない結果をでっち上げて、我々に対する政治・軍事的挑発を正当化する名分を作り出している」などと非難した。

また、北朝鮮が軍事境界線付近で進めている「要塞(ようさい)化」の作業について「いかなる軍事的目的とも無関係な主権行使にすぎない」と強調。北朝鮮の軍人は一度も境界線を越えたことはないと主張し、「明白な言いがかりであり、挑発だ」と反発した。さらに「我々の領土や軍事主権への侵害につながるなら、これまで体験したことのない状況に直面することになる」と警告した。

韓国軍は休戦協定違反と批判

これに対し、韓国軍合同参謀本部は30日、北朝鮮は軍事境界線付近への地雷埋設など「要塞化」を進めてきたとし、「これは明白な休戦協定違反だ」と批判。韓国軍兵士らは北朝鮮軍の地雷で負傷したとし、北朝鮮に謝罪と責任ある措置を取るよう求めた。