奈良、和歌山、三重の3県知事が共通課題を話し合う「紀伊半島知事会議」が4日、奈良県明日香村で開かれた。訪日外国人客(インバウンド)誘致や紀伊半島防災の推進などについて意見を交わした。
世界遺産追加登録で一体感
3県にまたがる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に未登録の区間を追加登録する取り組みでは、和歌山県の宮崎泉知事が「同一資産を共有する3県が一体となって進めることが重要」と述べた。
インバウンド戦略と防災協定
インバウンドの誘客については、三重県の一見勝之知事が「データに基づいて重点市場を設定し、近隣府県と連携することが重要」と指摘。3県の連携継続を確認した。
また、災害時の相互応援に関する協定を見直し、平時の協力体制の構築や、南海トラフ地震などで3県が同時に被災した場合の復旧、復興期での連携を盛り込んだ。
知事の評価と視察
山下真知事は会議後の記者会見で「3県の課題や現状を共有し、今後どう取り組むか共通の認識ができた」と意義を強調した。
会議に先立ち、知事らは7月に世界遺産登録された「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産のうち、飛鳥宮跡やキトラ古墳の壁画体験館・四神の館などを視察した。



