南米ペルーの首都リマで29日、独立記念日(28日)を祝う恒例の軍事パレードが行われ、前日に就任したケイコ・フジモリ大統領が壇上から行進に拍手を送った。沿道に集まった多くの観客からも、フジモリ氏の就任を祝う声が聞かれた。
4度目の挑戦で当選
フジモリ氏は、故アルベルト・フジモリ元大統領の長女で日系3世。過去3回の大統領選に立候補しながら小差で敗れ、4度目の挑戦で当選を果たした。
消防ボランティアとして会場で待機していた日系3世のリカルド・オオバさん(60)は、4回の選挙でケイコ氏に投票し続けてきた。「父はすばらしい大統領だったが、ケイコ氏は父を超えなければならない。国の融和に期待したい」と行進をうれしそうに見つめていた。
支持と批判の声
ペルー国内ではアルベルト氏の任期中に起きた汚職や人権侵害の記憶と重ね、ケイコ氏を批判的に見る人も多い。今回の大統領選も大接戦だった。
主婦のノルマ・エンダラさん(63)は、「ケイコを反対派から守り、応援しないと」と早朝から会場にやってきた。治安対策に期待を寄せ、「腐敗した警察や検察組織を一新して欲しい」と話した。
国旗掲揚の義務
街中では、ほとんどの家やマンションに国旗が掲げられ、パレード会場近くのマンションのベランダから住民が行進に声援を送った。この日に合わせて国旗を掲げることが義務づけられており、罰金を科す地区も多いという。



