ワニの分類変更で治安利用が可能に
イスラエルのイディット・シルマン環境保護相は、ワニの分類を「野生動物」から「飼育繁殖された野生生物」へと変更した。この措置により、刑務所からの受刑者脱走防止など、治安・警備目的でワニを使用することが可能になる。
ベングビール氏が提案、AI画像でアピール
極右イタマル・ベングビール国家治安相はこの変更を歓迎した。同氏は昨年12月、米フロリダ州にある移民収容施設「アリゲーター・アルカトラズ」を参考に、パレスチナ人が収容されている刑務所周辺にワニを導入することを提案したとされる。
ベングビール氏は先週16日、ワニの首輪を持って散歩させている自身のAI生成画像とともに、「脱走を考えているのか? 考え直すことだ」とフェイスブックに投稿していた。またその画像には、「ベングビールとシルマン両相が協力し、刑務所をワニで包囲する!」との説明文が添えられていた。
自然・公園管理局の反対を押し切って実現
イスラエルのチャンネル13テレビによると、同氏がこの提案を最初に打ち出した際、自然・公園管理局は反対していたという。今回の分類変更により、ワニの監督権限は同管理局から「治安機関」へと移管される。ベングビール氏が管轄するイスラエル刑務所庁も、その治安機関の一つである。
新規定でナイルワニの飼育繁殖を許可
新たな規定では、ナイルワニの飼育繁殖について、「治安機関によって保有され、(自然・公園管理局の)局長が定めた野生への逸出を防ぐ条件を満たしていること、かつ環境保護相が治安目的でその保有が必要であると判断すること」を条件として定めている。
ケツィオット刑務所への導入を検討
イスラエルの報道によると、ベングビール氏はイスラエル南部にあるケツィオット刑務所の周囲にワニを導入することを考えているという。同刑務所には、パレスチナ自治区ガザ地区での武力衝突の引き金となった2023年10月7日のハマスによる越境攻撃以降に拘束された、イスラム組織ハマスの戦闘員が多数収容されている。



