イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は9日夜、自身の軍事顧問で精鋭軍事組織「革命防衛隊」の元司令官モフセン・レザイ氏を最高安全保障委員会(SNSC)のメンバーに任命すると発表した。これを受け、マスード・ペゼシュキアン大統領は、レザイ氏をSNSCの事務局長に任命した。
レザイ氏は、1981年に革命防衛隊の司令官に就任し、イラン・イラク戦争(80~88年)のほぼ全期間にわたって戦闘を指揮した。最高評議会の事務局長など国家の要職を務め、大統領選にも立候補した。
主戦論台頭の可能性
SNSC事務局長は2代連続で革命防衛隊出身者が務めることになった。レザイ氏は対米強硬派で、主戦論がさらに台頭する可能性が高い。モジタバ師は、前任のモハンマドバゲル・ゾルガドル事務局長を自身の軍事顧問に任命した。
イランの外交・安保の政策決定機関であるSNSCは、大統領が議長を務めるが、事務局長が実質的に統括する。米国とイスラエルによる攻撃を受け、国政の方針決定の中心的な役割を担っている重要ポストだ。



