北欧の島国アイスランドで29日、欧州連合(EU)への加盟交渉再開の是非を問う国民投票が投開票された。国営放送は30日、反対が賛成を上回ることが確実になったと伝えた。2013年に中断した加盟交渉の再開は見送られる見通しとなった。
安全保障環境の変化が投票に影響か
米国のトランプ大統領が欧州への関与を縮小して、デンマーク自治領グリーンランドの領有に意欲も示す。ウクライナを侵略するロシアは北極圏での活動を活発化させており、安全保障環境の変化が投票の行方に及ぼす影響が注目されていた。
2013年に交渉中断
アイスランドは08年のリーマン・ショックで経済不安が高まったことを受け、09年にEU加盟を申請し、11年に加盟交渉を開始した。基幹産業の漁業を巡る権利などで折り合いがつかず、13年に交渉を中断していた。



