元ダイエー球団代表・瀬戸山氏、王貞治氏の監督就任交渉の裏側を語る
瀬戸山氏、王監督就任交渉の裏側語る

福岡ダイエーホークスで球団代表などを務めた瀬戸山隆三氏が、古田敦也氏の公式YouTubeチャンネル『フルタの方程式』で公開された動画に出演し、王貞治氏をダイエー監督に招へいするまでの交渉の舞台裏を明かした。

根本陸夫氏からの指示で月1回の面会が始まる

1995年シーズンからダイエーの指揮を執った王貞治氏。当時の交渉について、瀬戸山氏は「94年の1月に根本(陸夫)さんと王さんと3人でお会いして。で、根本さんは監督ですから、『自分はもう会えないから、後は瀬戸山と月1回やってやってくれ』ということで」と振り返った。

その後、王氏から「監督を引き受けるのは無理でも、会うだけだったら大丈夫ですよ」と言われたことから、月1回の面会が始まったという。しかし王氏は当初、「自分は巨人しか知らないし、セ・リーグしか知らないし、東京しか知らないので、福岡で監督を引き受けるのは難しい、無理です」と就任に難色を示していた。

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「福岡の長男になってください」という言葉

それでも根本氏からは「会うということは可能性があるということだから、なんとか行け」と指示されたという。瀬戸山氏は、その際に「長嶋(茂雄)さんが巨人の監督をしている間に福岡へ来ていただいて、20世紀の間にON対決をしないといけない。でないと野球界は、サッカーに負けてしまう」「福岡のドームは王さんのために作ったんだ」「福岡の長男になってください」と伝えるよう求められたと振り返った。

そういった粘り強い交渉の末、王氏はダイエー監督への就任を決断。2000年には、長嶋氏率いる巨人と王氏率いるダイエーが日本シリーズで対戦し、“ON対決”が実現することとなった。

古田敦也氏も当時の衝撃を回顧

一連の経緯を聞いた古田敦也氏は、「王さんが行かれたっていうのは、ビッグニュースですよね、やっぱり。ジャイアンツの方ってイメージですから」と語り、当時のインパクトを振り返っていた。

『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組で、2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。

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