東ティモールで外国人詐欺集団が拠点化、日本人も摘発
東ティモールで詐欺拠点化、日本人も摘発

東南アジアの東ティモールで、外国人詐欺グループの「拠点化」が進んでいる。昨年10月、東南アジア諸国連合(ASEAN)に域内で最後の加盟を果たした一方、国連が「後発開発途上国」(最貧国)に分類しており、脆弱な取り締まり体制を突いて犯罪組織が流入している。日本人を含む外国人が摘発されている首都ディリを歩くと、各地に詐欺拠点が築かれている実態が明らかになった。

日本人男性が摘発、偽の警察署を拠点に

「カンボジアに5年いて、中国人の下で詐欺をしていた。摘発が強まり、ここに移ってきた」

ディリ市内のホテルにあった詐欺拠点で7月19日に摘発された日本人の男(31)は、地元警察の調べにこう説明したという。

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男が摘発されたのはディリ中心部から東に車で約20分。大きな道路に面するホテルの一室だ。警察によると、室内には「徳島県警察」と書かれたボードが見つかるなど、日本の警察署のような「装飾」が施してあったという。日本在住の高齢者とみられる人々のリストのほか、拘束された男とは別に30~31歳の日本人2人分のパスポートが見つかった。現場から逃走しており、警察が行方を追っている。

最貧国の脆弱な体制、犯罪組織が流入

東ティモールは人口約140万人で岩手県ほどの面積。ディリは大阪市とほぼ同じ広さだ。2025年10月、ASEANに正式加盟を果たし、加盟を見越して、近年は宿泊施設などのインフラ整備が進んでいた。

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