米国で91歳の男性がアパラチア山脈を縫う全長約3500キロのルートを1年かけて踏破し、最高齢記録を樹立した。AP通信が伝えた。
1年かけて14州を踏破
男性はデール・サンダースさん。2025年9月6日に東部ウェストバージニア州から歩き始め、26年8月31日に全区間を歩き終えた。ルートは14州を縫うもので、途中コースを離れて休息を挟んでも、12カ月間以内であれば踏破したとみなされる。
71回転倒、ゴール直前でも転ぶ
AP通信によると、サンダースさんは6カ月のトレーニングを経て臨んだが、71回転倒。そのうち1回は短期間の入院を要したという。ゴール手前180メートルでも転んだが、めげずに標高1606メートルの山頂にたどり着いた。
記録より励みになったこと
同通信によると、サンダースさんは82歳の時に同じコースで最高齢記録を樹立したが、友人が83歳で記録を更新した。今回は奪還をかけた挑戦だったが、しだいに「記録は二の次になった」と同通信に語った。ソーシャルメディアでサンダースさんの挑戦を知った人たちが、道中にお菓子や飲み物を届けてくれ、「もっとも大事なのは、私の努力に人々が励まされることだ」と気づいたという。
サンダースさんは1935年生まれ。小さい頃に小柄でいじめられたものの、水泳など一人でできるスポーツで自信をつけ、その後海軍に勤務したという。
87歳の時には約3800キロのミシシッピ川を87日間かけてカヌーでこぎきった最高齢記録も樹立している。



