130キロでマリオカートさながらの爆走。旧ソ連最貧国でのまさかのおもてなし。予算13万円台で「中央アジア3カ国」を旅した肉体派ライターが、その衝撃的な体験を綴る。
130キロで対向車線を爆走するタクシー
中央アジアの道路事情は日本の常識を大きく超えている。キルギスからタジキスタンへ向かう道中、乗ったタクシーは時速130キロで対向車線を平気で走り抜ける。まるでマリオカートの世界だ。ドライバーは笑顔でハンドルを握り、追い越しの際にはクラクションを鳴らして合図をする。日本の安全運転に慣れた身には、心臓が飛び出しそうな体験だった。
旧ソ連最貧国タジキスタンでの衝撃のおもてなし
タジキスタンの平均年収は約50万円と言われる。そんな中、筆者は現地の男性に声をかけられ、レストランに連れて行かれた。1階はスーパー、2階はガラス張りの高級レストラン。筆者は「入る店を間違えた」と一瞬たじろいだが、男性は「ごちそうする」と笑顔。出てきた料理は豪華で、日本人の感覚で言えば数万円のご馳走だった。初対面の外国人にこれほどのもてなしをするタジキスタン人の粋な計らいに、筆者は旅で最も嬉しい気持ちになった。
世界50カ国を旅した筆者が感じたこと
筆者はこれまでに世界50カ国を旅してきたが、異国ではいつもトラブルがつきものだ。しかし、だからこそ現地のリアルな温度感や、世界の輪郭を感じることができる。日本は他国に比べて圧倒的に恵まれている一方で、他国にあって日本にないものも確かにある。逆もまた然りだ。「日本の常識は世界の非常識」であることを再認識し、予想以上に“激アツ”だった中央アジアから帰国。日本の安心安全な水、食べ物、交通マナーに感謝しながら、今日も笑顔で1日を過ごす。



